長野県への移住の魅力とは?失敗したくない人のための移住準備ガイド

人気移住希望先ランキングで常に上位の長野県。四方を山に囲まれた自然豊かな環境に恵まれており、観光地としても居住地としても人気が高いです。この記事は移住先として長野を検討している方に向けた長野移住ガイド記事です。

人生の一大イベントである移住を後悔したくない人のために、長野の移住に関するさまざまな情報を掲載しています。実際の移住者の声も掲載しているので、長野県への移住に興味がある方はぜひご一読ください!

長野県の魅力

長野県は「日本の屋根」と称されていて、周りを標高3000m級の山々に囲まれています。自然豊かな環境であり、住みやすさはもちろん観光地としても人気の場所です。アウトドアスポーツにも適していて、特に山登りやウィンタースポーツができる場として世界中の人々を魅了しています。

また、東京まで新幹線で約1時間30分(長野駅ー東京駅間)の距離に位置しているため、都会へのアクセスが良いことも魅力の一つとして挙げることができます。

移住先としても大人気の長野県

そんな魅力たっぷりの長野県は移住先としても大人気。2020年の移住希望地域ランキングでは、静岡県、山梨県に次いで3位に選ばれました。前年の2019年には1位であり、移住候補先として常に注目を集めていることがわかります。(参照:2020年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地

長野県移住先人気ランキング

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後悔しないために長野移住に向けて知っておくべきこと

移住は人生の大イベントです。憧れの土地に移住してみたのにいざ住んでみたら嫌なことばかり、、なんてことは避けたいですよね。

そこで移住先として長野を検討している人が後悔しないように、ここでは気候・交通手段・仕事・子育て・近所付き合いの観点から移住先としての長野を紐解いていきます。実際に移住した人に実施したアンケート結果もありますのでぜひ参考にしてください。

気候

長野県は山々に囲まれていることもあり、主要都市でも標高が高いです。長野市で362m、松本市で592m、上田市で456mです。東京都の標高はおよそ40m前後なので、長野県の標高が平均して高いことがよくわかりますね。

比較的冷涼な気候であり、夏は涼しく過ごしたいという方々にとって魅力的な場所であると言えます。

一方で長野県全体を通して冬の冷え込みは厳しく、場所によっては雪も多いです。そのため、移住してすぐの頃にはその寒さに驚いてしまう方も多いかもしれません。

データで見ると、長野県全体の平均値でも1月は-3.9℃まで冷え込みます。

8月の平均最高気温は31.1℃ありますが、平均最低気温は21.5℃です。東京都の8月の平均値と比べると、最高気温は31.3℃と長野とそこまで変わりませんが、最低気温の平均値は23.5℃なので、長野県と2℃も違っており、このことからも長野は寒暖差が激しいことが分かります。夏場でも夜間は冷え込むので、慣れない方にとっては大変かもしれません。

参照:気象庁(長野県)
気象庁(東京都)

移住経験者の声(吹き出しでコメント程度に)

交通手段

長野県では移動する際に車が欠かせません。都道府県別の自家用車普及状況(令和2年)を見ると、長野県は1世帯あたりの台数が1.571台で全国7位。一人当たりの台数も0.660台で全国6位と、交通手段として自家用車がいかに重要かが窺えます。公共交通機関もありますが、行ける場所や時間が限られており、行きたい時に行きたいところへ行ける自家用車への依存が高まっている印象です。都会生活で電車での移動に慣れている人にとって、車での移動は不安になることが多いかもしれません。

移住経験者の声(吹き出しでコメント程度に)

仕事

長野県の就業率は62.8%(2019年)で、これは全国平均の60.6%を上回っています。順位も2019年までの5年で全国4位〜7位を維持しており、このことからも就業率は高い水準であることがわかります。(参照:https://jsite.mhlw.go.jp/nagano-roudoukyoku/content/contents/kihonhoushin-syousai020316.pdf)

また、女性の就業率も全国2位と高水準であり、比較的働きやすい環境が用意されていると言えます。

移住経験者の声(吹き出しでコメント程度に)

子育て

長野県の魅力として挙げているように自然と触れ合うことができる場所が多いため、自然豊かな場所で子どもを育てたい、のびのびと育って欲しい、と思っている方に長野県はオススメです。

小さなお子さんがいる家庭で移住を検討している方々が気になるのが待機児童の問題。東京や神奈川は待機児童問題が深刻化していますが、長野県ではどうなのでしょうか。

長野県の待機児童の現状は、平成29年までは待機児童0人でしたが、平成30年以降待機児童が発生しており、令和2年の待機児童数は46人でした。都会と比べると比較的低水準ではありますが、移住を検討している地域の状況を予め確認することが重要です。

参照:保育所等関連状況取りまとめ(令和2年4月1日)

長野県の子育て支援

長野県では「ながの子育て家庭優待パスポート事業」というお子さんがいる家庭へのサポート事業を行っています。子育て家庭は買い物の際に割引などの各種特典を受けることができます。現時点で年度末年齢18歳以下の子ども若しくは妊婦がいる家庭が使える「ながの子育て家庭優待パスポート」と、多子世帯(年度末年齢18歳以下の子どもが3人以上いる世帯)が使える「多子世帯応援プレミアムパスポート」の2種類があります。

なお、このパスポートは全国的に展開されており、県外でも利用することができます。

移住経験者の声(吹き出しでコメント程度に)

参照:ながの子育て家庭優待パスポート事業

近所付き合い

すでに出来上がってしまっているコミュニティに入ることはなかなか大変なことであり、移住者にとっても心配事の一つになるかもしれません。

そこで、移住経験者の方々にご近所付き合いの実態について聞いてみました。

移住者の声

失敗は避けたい!移住のために今からできること

移住に関する情報を集めるためにwebサイトをチェックしたり、事前に仕事や住まいを探して契約したり、長野県への移住を失敗しないためにも事前準備は大切です。

情報収集

ここでは長野県への移住に関する情報を収集するのにオススメのwebサイトやサービスをご紹介します。

JOIN

https://www.iju-join.jp/

日本各地の自治体から最新情報が集まってくる移住ポータルサイト。

移住に関する基本情報を知るのにぴったりです。

楽園信州

https://www.rakuen-shinsyu.jp/

長野県の移住に関するポータルサイトです。イベントやセミナー、相談会情報が随時更新されているので、チェックしておくことをオススメします。

ニブンノナガノ

https://nibunno-nagano.jp/

コロナをきっかけに新しいライフスタイルが注目を集めるようになりました。二地域居住(デュアルライフ)もその一つです。2地域のうちの1つを長野にした人、またはしたい人が情報収集できるサイトです。

おすすめはリモートワーク・滞在スポットの紹介ページ。長野県内のコワーキングスペースなどが一覧で載っていて探しやすいです。

紹介ページはこちら:https://nibunno-nagano.jp/spots/

SuuHaa (スーハー)

https://suu-haa.jp/

長野の移住総合ウェブメディア、SuuHaa。長野で暮らしている人や長野の魅力を紹介しています。

長野に住んでいる人のインタビュー記事が多数掲載されているので、実際の移住者や居住者の声を聞きたい方にオススメのサイトです。

お試しで長野移住ができる?cocostayを活用しよう

cocostayでは移住者が営む民泊施設に泊まることもできます。旅行気分で泊まり、そこのオーナーさんと移住や長野のことについてお話してみるのもオススメです。

移住者のオーナーさんが運営している物件はこちらから。

仕事探し

長野県での仕事探しに役立つサービスを紹介します。

長野県移住支援金対象求人情報サイト

https://uij-matching.pref.nagano.lg.jp/

その名の通り、こちらのサイトに載っている求人に応募して採用された方には最大で移住支援金100万円が支給されます。

Iターン信州

https://www.i-turn.pref.nagano.lg.jp/

長野県内の企業への転職を考えている方と企業をつなぐサービスです。

サイト内ではお仕事情報だけでなく、移住先としての長野に関する情報や実際の移住者の声も掲載されているので、事前にチェックしておくことをオススメします。

デジタル農活信州

https://www.noukatsu-nagano.net/

長野県は農業を始めたい人にとっても魅力的な場所。デジタル農活信州は新規就農に関する情報に特化したウェブサイトなので、興味がある方はこのサイトをご確認ください。

cocostay

移住先で人気の職業の一つがゲストハウス・民泊の運営です。

cocostayでは受入側であるオーナーさんを随時募集中です。ホスティングに興味がある方はお問い合わせフォームまたはメールにてご確認ください。

住まい探し

長野県の家賃の相場は?

移住する際に気になることの一つが賃貸料。

長野県の主要都市の家賃相場は、

長野市:4.5万円
松本市:5.8万円
上田市:4.4万円

です。

東京の人気エリア上位3駅の家賃相場は

中野:8万円
吉祥寺:8万円
荻窪:8.2万円

なので、東京に比べて家賃の相場が低く、経済的であると言えます。

参照:SUUMO(長野東京

物件をどうやって探す?空き家バンクを活用しよう

不動産会社や仲介サイトを通して住居を探すだけでなく、「空き家バンク」でも住む場所を探すことができるのをご存知ですか?

空き家バンクとは、

空き家の賃貸・売却を希望する所有者から提供された情報を集約し、空き家をこれから利用・活用したいとお考えの方に紹介する制度です。空き家の有効活用を通して「地域内外の住民交流の拡大」および「定住促進による地域の活性化」を推進することを目的とし、全国各地の自治体が取り組みを進めています。

引用:https://rakuen-akiya.jp/about/

上記のようなサービスのことです。

最近深刻化している空き家問題。空き家バンクはそんな問題解決への糸口としてさまざまな自治体で活用されています。不動産会社や不動産仲介サイトを通して探すのもいいですが、空き家バンクを通して物件を探すのもオススメです。

長野県には「楽園信州空き家バンク」というサイトがあります。県内の物件が複数掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

長野に移住したい人が知っておくべき支援制度や補助金について

移住支援制度

https://www.sumaikata.pref.nagano.lg.jp/shien/

こちらのサイトでは、長野県内の各自治体が移住者に提供している支援制度を検索することができます。#子育て #住まい #仕事 といったカテゴリごとで支援制度が確認できます。

楽園信州ファミリー

https://www.rakuen-shinsyu.jp/modules/contents/rakuen_family/index.html

楽園信州ファミリーとは移住者や二地域居住者が登録できる無料の会員制度です。登録すると引っ越しや賃貸契約の手続きに関する手数料の割引などを受けることができます。上記のURL内にお申し込みフォームがあるので興味のある方はぜひご登録ください。

長野県の移住支援金

移住支援金とは、

東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)、愛知県又は大阪府から県内に移住し、県が開設・運営するマッチングサイトに掲載する求人に応募して採用された方に、移住支援金(最大100万円)を支給する制度

引用:https://www.pref.nagano.lg.jp/rodokoyo/sangyo/rodo/koyo/matchingsite.html

のことです。

移住支援金の対象になる求人の情報サイトはこちらからご確認ください。

より詳しく長野への移住について知りたい・相談したい人向け

長野県への移住に興味が湧いてきた、もっと詳しいことが知りたい!という方には、長野県内の自治体が設置している相談窓口に連絡することをオススメします。

中には補助金や子育てに関する専用の相談窓口を設けている自治体もあります。

こちらのURL内にある検索ボックスを利用して、ご自身が希望している移住先の相談窓口をチェックしてみてください。

https://www.sumaikata.pref.nagano.lg.jp/soudan/

まとめ

四方を山々に囲まれ、自然豊かな環境での暮らしが魅力の長野県。東京へのアクセスも良く、都会からの移住者が選ぶ場所としてまさに最適であると言えます。支援制度はもちろん情報メディアも充実していて、県をあげて移住者を歓迎しているのが伝わってきます。実際に長野県は移住希望先として人気であり、実際の移住者の声も、、、(移住してみての感想のまとめを入れる)

とはいっても実際に自分で体験してみないと実態は分かりません。cocostayは長野県内の民泊施設を多数掲載しています。旅行感覚でプチ移住を体験できるのでオススメです。また、移住者の運営する民泊施設であれば、生の声を聞くことも可能です。興味のある方がぜひこちら(長野県の宿泊先一覧へのURL)より宿泊場所をチェックしてみてください。

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